研究日誌

Research

2023-03-03

Collaborate Kinetic Architecture ~協力的で民主的な建築を目指したパビリオンデザイン~

大学院生向けの設計スタジオでは、多くの教授らが提供する様々な面白いスタジオの中から選び、取り組む。
今回、私は2022/10~2023/3にかけて、建築情報学に取り組む教授のスタジオ「Phygital Architecture としてのベネチア・ビエンナーレ・パビリオン」に取り組んだ。
以下、テーマの解説を東大HPの展示案内より引用する。(https://arch.t.u-tokyo.ac.jp/activity/activity-6255/)

ロンドン大学(UCL)バートレット建築学校 のPG20 POSTDIGITAL PRACTICE 設計演習との連携プログラムとして、東京大学建築学専攻 建築情報学スタジオが2022年10月から2023年1月までに取り組んだ成果の展示発表です。
これらはPhygitalという新しい概念をテーマにしたパビリオンの設計提案のモデルです。現代の我々の日常世界は急速に物理的な実体とデジタルなデータの流れが一体的に融合する「Phygital」な環境へなりつつあります。
ここでは、世界的な建築・アートの展示イベントであるヴェネチア・ビエンナーレを想定して、人間の活動と物理的かつデジタルな環境による相互作用を起こすサイバー・フィジカル・システムを建築的にデザインしました。
展示してある7つの作品は、これからの社会の建築のあり方を問うPhygital 建築を体験してもらうために、デジタル技術を建築空間と融合するさまざまな技法を実際に反応し動作するモデルとして展示を行っています。

ここで出てくるキーワード「Phygital」とは造語であり、Phygital(フィジタル)=Physical(フィジカル;物理・実在) + Digital(デジタル) である。